他の美容外科で失敗した二重を直す方法

一重まぶたの方の多くは、くっきりと華やかな印象の二重まぶたに憧れを持っているのではないでしょうか。最近では日帰りで手軽に受けられる美容整形も増え、特に目元の二重整形はたいへん人気があります。 しかし、美容整形への抵抗が下がる一方、安易に手術を受けてしまい、思わぬトラブルに見舞われてしまうこともあるようです。

考えられる手術後の失敗とは

二重整形の中でもプチ整形と呼ばれている「埋没法」は、比較的ダウンタイムが少なく手術費用も安価なため、10代の若い方から40代の方まで、幅広い年齢層の方が受けられている手術です。 しかし、プチ整形といって美容整形のひとつです。腫れやむくみなどのダウンタイムやデメリットも存在します。

① 個人差はありますが、手術後に現れる腫れやむくみは、3日～1週間で落ち着いていきます。また、希望の幅になるまでは1ヶ月程度かかります。「失敗した」と感じる方は、思った以上にこの腫れやむくみ、幅が広く出てしまったことに驚かれる方が多いようです。
② 手術後の腫れやむくみ、幅が落ち着いた時にまぶたを閉じると、上まぶたの表面にポコっと皮膚の盛り上がりを感じることがあります。これは埋没されるはずの糸が皮膚表面に出てきてしまっている可能性が高く、場合によっては糸をお取りして、止め直す必要があります。
③ 上まぶたの表面に埋没されるはずの糸がまぶたの裏側に飛び出てきてしまい、眼球に刺さるような痛みを感じる場合があります。眼球を傷つけてしまう可能性もありますので、強い痛みを感じたらすぐにクリニックで診察を受けましょう。
④ 二重まぶたが完成するまでは、腫れやむくみの引き方や二重の幅に左右差が生じます。
しかし、1ヶ月以上経っても幅が広すぎて違和感があったり、逆に狭すぎて理想の目元にならなかったりした場合、医師との相談の上、糸をお取りして元に戻すことも可能です。
また、上まぶたの脂肪が厚い場合や弛みがある場合は、糸が取れてしまうことがあります。

失敗をしないために出来ること

二重整形を受けられるクリニックを選ぶ場合、口コミは大きな情報源となりますが、それだけを鵜呑みにするのはよくありません。何店舗か足を運んで、医師とのカウンセリングを受けてみましょう。実際に目元を診察することで、ご自身にあった手術方法を知ることができますし、この時にメリットやデメリットだけでなく、手術費用や保障内容も確認しておくと、大抵のトラブルは避けることができます。

再手術を希望する場合

埋没法の糸が取れてしまったり、糸が緩んで二重のラインが薄くなってしまった場合や、どうしても理想の二重にならなかった場合は、医師との相談の上、再手術をすることができます。再手術を希望される方の中には、1回目に受けたクリニックではなく、別のクリニックで再手術を受けたいと思われる方がいらっしゃいます。しかし、元の目元の状態を知っているのは担当医ですし、クリニックによっては保障内で再手術が受けられたり、費用がお安くなる場合があるようです。どうしても担当医を変えたい場合は、医師の変更が可能かどうか、受付やカウンセラーに相談してみましょう。

再手術が出来ない場合

いくらご本人が再手術を希望されていても、医師が再手術をお勧めしない場合があります。 例えば、埋没法の再手術を何度も繰り返している場合や、年齢とともに弛みが出てきた場合などです。埋没法は比較的、負担もダウンタイムも少ない手術ですが、2回～3回が限度となり、再手術を繰り返すことで皮膚が硬くなったり、弛みの原因になる場合があります。二重のラインも安定しづらくなりますので、再手術を検討する場合はしっかりと医師のカウンセリングを受けましょう。

どうしてもお直ししたい！クリニックを変えたい！

まずはご自身が受けた手術をしっかりと把握しましょう。埋没法という名前でも、クリニックによっては手術方法が異なる場合があります。 また、埋没法では理想の目元にならなかった場合、医師から「切開法」をすすめられる場合があります。「切開法」は上まぶたを2点～3点お留めする埋没法と違い、二重のラインに沿って皮膚を切開し縫合するため、目元の負担は大きくダウンタイムは長めです。切開法の種類も部分切開、全切開、脂肪や弛みを一緒にお取りする方法などがあります。再手術を繰り返さない為にも、ご自身の目元にあった手術方法を選びましょう。

いかがでしたか？
せっかく手術費用を出して二重整形をするのであれば、一度で理想の目元になりたいですよね。失敗を避けるには、クリニック選びや医師とのカウンセリングがとても重要です。 また、一重の引きが強かったり、体質的に糸が取れやすい方もいらっしゃるようです。もしもの時にトラブルにならないよう、契約書や保障書によく目を通しておくことおすすめします